口癖と考え方の癖

　人間なくて七癖と言うが、考え方の癖と口癖は自分の人生を左右すると言っても過言ではない。特に考え方の癖は自分の行動を司る。
　たまに人からしてもらったことに対して『ありがとう』と言えず、『すいません』と言う人を見ることがあるが、これも口癖だ。
　人間が最も影響を受けるのは、人の言葉ではなく自分自身の言葉だ。自分の言葉は耳から入り自分自身に影響を与える。良い言葉を使えば健全な考え方の癖をつけることが出来る。
　何時も、文句を言うことが口癖になっているなら、気づき、すぐにやめるべきだ。決して良いことは起こらない。これは保証してもよい。
　私達の会社では毎年お歳暮で頂いた商品を社員でチャリティーにかけてその収益を歳末助け合いの募金にしている。
　この値決めをするときも高い、安いはあるだろうが、これはあくまでもチャリティーが目的でお歳暮で頂いた商品を社員の皆さんに安く、提供することが目的ではない。
　しかし、ここにも考え方の癖が出る場合がある。この価格だと余りお値打ち感がないと思われる方もいらっしゃるようだが、ここで目的としているのはチャリティーで世の中の役に立つことなのである。
　これも本質をみることの大切さを教えてくれる事例のひとつだと思う。簡単なことではないだろうが、物事の本質を見る目を養って行きたいと思う。
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