長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

国が変われば常識も変わる。

 今日は中途採用の社員が入社した。朝礼で社員の皆さんに紹介し、その後、私からオリエンテーションを行なった。
 弊社の中期経営計画の概要を説明し、弊社の最も大切にする『価値観』についてお話させて頂いた。『仕事を通じて豊かな人間性を創り上げよう』を実践して欲しいものだ。

 午後からは金沢ロータリークラブの一月第一回目の例会に参加する。本日の卓話は台湾出身歌手の寒雲(カンウン)さんが『国が変われば常識も変わる』という演題でお話頂いた。
 日本に来られて、苦労した日本の常識と言う壁。生活習慣や文化の違いから色々なトラブルを経験された。例えば日本ではもらった物が、もし自分に合わないものでも『結構なものをどうもありがとう』と言うが台湾では『ありがとう。でもこれは自分には合わないから』とはっきり言うそうだ。
 それが相手の為だと考えられている。だから、自分はこれからもはっきりと伝えたいと仰っておられた。
 私は日本人は送るその品物に対してありがとうと言うことは当然のことなのだが、重きを置いているのは品物を送ってくれた相手の気持ちなのだと思う。だからはっきりと、これは自分に合わないというのは相手に失礼になる。
 その感覚が多分外国の方には理解し難いのかもしれない。ある意味では外国の方の考え方はシンプルなのである。
 その反面、日本人は繊細で思慮深い考え方をする。これは日本の繊細な自然(四季)の中で培われた日本人特有の感性なのだと私は思う。
 この相手の気持ちをくみ取り、阿吽の呼吸で人の気持ちを察すると言う非常に高度な感性は日本人ならではのものなのである。
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