長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

言うだけで終わったつもりになっていないか。

 『その件に関しては指示しました。』弊社で良く聞く言葉である。しかし、指示したことで仕事が終わったわけではない。それが実行され、正しい結果が導き出されてはじめて仕事が終わったことになる。
 私達の企業の一番弱い部分がここだ。指示事項は発信されるのだが、そこで終わってしまうケースが少なくない。
 多くの場合は仕事がどの様に進んでいくか、そしてどうやって実行するかのイメージがない場合が殆どだ。また、部門長は指示をするとき自分なりの解決策を持っておくことが大切だ。
 最初から『こうやって実行せよ。』というのもひとつだが人を育てるという観点から見れば考えさせることも大切なのである。
 現在の業況は非常に困難な状況だが、見方を変えれば今の時代に合わなくなった仕組みを見直し、変化するチャンスであることは間違いない。
 そして、こんな状況だからこそ今まで見えなかったことが見えてくる。組織の贅肉をそぎ落とし、さらに筋肉質にする為に何をなすべきか、先ずは問題点を社員全員で共有し、部門間を越えて前進していこう。
 その先にお客様にご満足頂ける、消防車両の実現と社員の皆さんの幸せがあると私は固く信じている。
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