長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

今大切なこと

 数式を教えたり、歴史の年号を教えたり、そして文章の読解力を鍛えたりするだけが教育ではない。当然それもとても大切なことだ。
 もうひとつ大切なことは、数式を覚えて計算を上手く解くよりも、この数式が実際に社会で何に役立つのかを学び、過去の歴史で起こった数々のことから、今を生き抜く知恵を学び、そして文学から情緒を感じとり、人間性を磨くことだ。
 さらに言うならば集団の中で、その集団での自分の役割を責任をもって果たすことを学び、人との係わりの中から思いやりを学び、フォロワーシップ(リーダーをフォロワーすること)、とリーダーシップを学ぶ。
 教育とはもっと多岐にわたることも理解するが、この基本的な部分のバランスが取れれていることがとても大切だと思う。
教育基本法の教育の目的の1条には『教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。』とされている。
 すなわち平たく言えば教育の目的は、より良き社会人として社会の役に立つ人間となることだ。
 この大きな部分から何をなすべきかを考えなくてはならないが、塾ではより良き社会人になる為の一部しか学べない。
 それぞれの組織がそれぞれの責任において、お互いに補い合い、教育をしていかねばならない。しかし、人間形成という部分が抜け落ちてしまっているように感じる。
 この部分は地域、家庭、学校が三つ巴で育成していかねば効果があがらならないように思う。
 現在、社会全体を見ていて、この部分の育成の重要性をつくづく感じるこの頃である。
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