長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

整理整頓は命を救う

 今年に入ってから石川県内でも火災による犠牲者が昨年度の同時期を大きく上回ったと聞いた。住宅用の火災警報器は火災の覚知を早め、逃げ遅れによる犠牲者を減らす為に設置が義務付けられている。
 先日、消防関係者とお話していると、火災を起こす家に共通しているのは整理整頓が整っていない家が多いと聞いた。例えば『玄関に夏用の靴も冬用の靴も関係なく置かれているような家』と言っておられた。確かに一事が万事なのだろう。
 ただ、最近とても不思議なのは、全国的に温度差はあるが住宅用火災警報器の設置が進んでいることは確かなのに、何故逃げ遅れによる犠牲者が増加傾向にあるのだろう。
 ひとつは設置率の認識の違いがあるのだと思っている。通常、住宅用火災警報器は設置義務のある場所が定められているが、家に一箇所だけ設置していても住宅用火災警報器をつけていると回答している人が少なくないように思う。
 また、住宅用火災警報器は設置している部屋が発報状態になっても、その他の部屋には警報音が聞こえないケースもある。それが逃げ遅れを出しているもうひとつの原因ではないだろうか。
 最近、メーカーから全鳴動式の住宅用火災警報器も発売された。私たちは全鳴動式で且つ、音声で『火事です・火事です・・・』と知らせるタイプをお勧めしたい。
 法律で定められているから取り付ければ良い、ではなく本当に自分の身の安全を守ってくれるものをお選びいただきたいものである。
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