過信は禁物

　一年に一度の人間ドックは私の健康状態を確認する大切な日である。二十代の頃は自分の健康状態はあまり気にしなかったが、会社を引き受けてからは健康には注意するようになった。
　『自分ひとりの体ではないのだから』と周りからは言われていたが、最近本当に意識するようになった。毎朝のランニングも今は習慣化したが、健康管理のために始めたものだ。
　元来、自分は太りやすい体質で四十歳の頃は体重は約９０ｋｇもあった。このままではいけないと思い走り始めたのが四十歳だった。かれこれ七年経つが現在ではようやく７１ｋｇをキープしている。
　しかし、血液の脂質異常（高コレステロール、中性脂肪）が慢性的で（医者によると遺伝と言っていた）薬を服用していたが、この脂質異常と言うやつは自覚症状が無いので、いつの間にか薬の服用を止めてしまっていた。
　それで今日の人間ドックで当然のごとく数値が引っかかってしまった。毎日走っているから、大丈夫だろうと言う過信が招いた結果である。
　健康管理もやはり『観える化』が大切なのかも知れない。
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