長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

思い込み

 皆さんもきっと車で自宅まで送ってもらった経験があると思う。送ってくれる運転手がこれまで行った事ない場所ならば横に乗車している人が道案内してくれなければ目的地には到着しない。
 本来ならば途中で曲がらなくてはならない交差点で、ついつい曲がる場所を指示するのが遅れて真直ぐ行ってしまったという経験もあるのではないかと思う。
 そんな時、道案内すべき人の頭の中ではその道はしっかり曲がっているのである。自分は何度も通っている道なので、運転手は曲がるものだと思い込んでしまうのだ。
 これとよく似た現象が仕事上にも見られる。自分が何時も何も考えずに行っている作業が、自分にとって、できて当たり前の作業である時、他の人も知っていて当たり前、出来て当たり前と思い込んでしまうのである。
 こんな時、ミスが起こりやすい。そして、起こったミスはその人にとっては出来て当たり前で、出来ないことは考えられないミスなので何で出来ないの、となってしまう。
 しかし、よく考えるとこの当たり前のことをしっかりと教えていないことが多いのである。ここにケアレスミスの原因のひとつが潜んでいることがある。
 知っていて当たり前と思っていることをもう一度見直し、しっかりと伝えていくことがとても単純な事だがケアレスミスを防ぎ、強い組織をつくるひとつの方法なのである。
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