長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

自分が自分でいられる場所

 水曜日は車両事業部の朝礼に参加する。新型インフルエンザに対する予防措置(手洗い、ウガイノ励行)について、そしてコミュニケーションの強化について話をした。どんな場面でもコミュニケーションはとても重要だ。
 小さなミスはほんの些細なことから起こるケースが殆どだ。お互いに声を掛け合い情報を共有していくことが大切だ。
 お昼は金沢ロータリークラブの例会に出席する。SAA(会場監督官)の仕事もようやく板についてきた。相棒の西木戸さんは先回りをして確実に仕事をしてくれるすばらしい方だ。
 卓話は先日一年間の交換留学から帰国された、予防医学協会の松崎理事長の娘さんのあゆみさんから報告があった。最初はお父さんが勝手に申し込んだそうで、行くのがいやでたまらなかったと仰っておられたが、結果としてもう二度と体験できない貴重な体験が出来たようだ。
 私も後三十年若ければ、今でもチャンスがあれば是非行きたいと思う。そう思えばチャンスには『後ろ髪がない』と言われているが、まさしくその通りだ。掴もうと思っても後ろ髪がつるっパゲでは掴めない。
 あゆみさんの言葉の中で『一年間三組のホストファミリーにお世話になり、本当に感謝しているけれど、自分が自分でいられる場所は自分の家庭しかないことに気づいた』という言葉は印象的だった。何時も当たり前のように家族が周りにいるが、その当たり前が当たり前でなくなった時初めて分かることなのだろう。
 日頃、私たちの周りを見まわしてもそんなことが沢山あるのではないだろうか。自分が幸せの中にいるときは気づかない。
 そして自分自身、当たり前に感謝することなく、生活をしていることに気付かせられたのも、彼女の経験がもたらしてくれた。本来自分のためにやっていることでも、廻り廻って人に気付きを与えることも出来ると思うと、本当に人生はうまく出来ていると思う。
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