長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

NICU

 『NICUは救う命の為の施設、残りの命を過ごす為にわが子がそこにいても良いのだろうか』という言葉が耳に入ってきたので目を上げると、報道特集で『命』について取り上げた番組が放映されていた。
 異常分娩で生まれ、生まれつき気管が細く人工呼吸器が無ければ命をつなぐ事が出来ない赤ちゃんとそのご両親そして医療スタッフの199日間を綴った番組だった。
 一言では表現できない虚しさが心に広がった。今、NICUとその為の医療スタッフの数が足りない。これまでも妊婦さんが救急搬送された先で受け入れを拒否される現状が報道されていた。
 100年に一度の経済危機、年金問題など今私たちの周りには問題が山積している。しかし、子どもの問題は私たちの国、日本の未来の問題だ。子どもたちは私たちの未来と希望そのものだ。
 少子化問題が叫ばれ様々な事が議論されているのはわかるがその間にも多くの命がNICUに運ばれている事実を私たちが認識し、現状を改善するために今何が出来るかを考えなくてはならない。
 今消えようとしている命を目の前にしているそのご両親に『NICUは救う命の為の施設、残りの命を過ごす為にわが子がそこにいても良いのだろうか』という言葉を言わせてはならない。
 私たちに出来ることは何だろう。・・
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