今期初めての入魂式

　本当に気持ちの良い朝だった。日差しは初夏を思わせる。何時ものように起床し卯辰山へランニングへ。丁度ツツジが満開でとても綺麗だ。
　稜線を走ると山桜も可憐な花をつけている。良い季節だ。
　今日は地元金沢市第二消防団浅野町分団の入魂式が行なわれるので少しペースを上げて戻ってきた。
　卯辰山の上りを含めて５．３分／キロ、まずまずのペースだ。

　十時より入魂式の神事が浅野神社の神職によりとり行われた。
　連合町会長をはじめ大勢の来賓の方々がお越しになられた。
　金沢市消防団の車両は金沢方式で更新される。通常は市町村が全ての費用を負担して更新されるが、金沢では地域住民が相互扶助の精神で費用を一部負担する。
　同じように公民館の建設や運営も地域で行なわれる。これが本当の意味の自治のかたちだと思う。

　入魂式の後、裸放水が披露され、五月晴れの青い空に白い水柱が吸込まれるように高く上がった。
　その後で浅野町分団による加賀鳶の梯子のぼりの妙技が披露された。
　金沢の伝統がこの様に地元の分団に受け継がれている様を見て、本当にこの仕事を生業にすることが出来たことを誇りに思う。
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