長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

雑談から学ぶこと

 今日ある銀行の支店長が尋ねてこられた。この支店長とは十の話の内、仕事の話は二くらいで後は殆ど雑談をすることが多い。
 今日もいろいろと話をしていると『先日、富山のラーメン店に家内と行った時のことなんですが・・』何年か前に行った時、美味しいラーメン店でとてもお店が繁盛していたので、懐かしくなって寄ってみたそうである。
 すると、お昼時なのに店はガランとしていたらしい。おかしいなと思ってラーメンと餃子を注文すると、ラーメンをつくっている最中にスナック菓子を食べ始めたり、餃子は冷凍で固くなったものをそのまま焼き始めたそうだ。
 したがってラーメンのほうが先に出てきてしまい、食べ終わった頃にやっと餃子が出てきたので、『ちょっと遅いね』というと、『餃子は時間がかかるものだ』と逆切れされたのだそうだ。
 その支店長さんはラーメンの味は悪くないのに何故お店がガランとしていたのか理解して、『私もたぶんあのお店には二度と行かないと思います。』と仰った。
 そのお店はすでに寿命が尽きているなと私も思った。お客様に逆切れすることは論外だが、餃子がラーメンよりも時間がかかるのは当たり前だから出来ませんではなく、どうやって工夫するかが大切なのである。
 時間は掛かるが少しでも同時にお客様に提供できないか工夫をして考える。そこに成長があるし、それがお客様に対する想いやりだと思う。
 そう言う意味では『食べ物商売は怖いですね、お客様は来なくなるのだから。・・』ということで妙に二人で納得した。
 自分たちの企業に置き換えてみよう。そんなことがかたちを変えて起こっていては大変である。
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