長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

カルガモ親子と給食試食会

 毎年この次期になると私たちの地域の小学校の中庭にはカルガモの親子がやってくる。学校の中庭には犬や猫が入ってこられないからだろうか。
 今年は九羽の子ガモが生まれ、隊列を組んで中庭を闊歩している。今年は何羽が巣立つことが出来るだろうか。
 そして、丁度この時期行なわれる行事に給食の試食会がある。
 金沢市の共同調理場から栄養士の藤田先生を招いて、学校給食の目的や、どの様なことを目指しているか、研修を受ける。
 私たちの時代の学校給食といえば学校に給食調理室があり、給食のおばさんが毎日つくってくれていた。お昼時になるといいにおいがしてきて、給食が待ち遠しかったものだ。
 また、当時のご馳走はクジラの竜田揚げしか記憶にない。(もっと沢山あったと思うが私の好物だった。)脱脂粉乳は苦手だった。アルミのお椀はとても熱くなり、表面に膜が張って、それを除けながら鼻をつまんで飲んだ記憶がある。
当時はまだ米飯給食が始まっていなかった。何時も出てくるカスカスのコッペパンはランドセルの下に押し込まれて青かびが生えていた。もったいないと何時もしかれられた。
 私たちの前の世代は給食すらなかった。今の子どもたちは恵まれていると思う。今では手巻き寿司まであるそうだ。
 私たちの頃は好き嫌いは許されなかった。どうしても残す場合は給食を作ってくれた人、その食材を提供してくれた人、それを作ったお百姓さんの苦労を聞かされ、残すことはいけないことだと教えられた。
 今では無理して食べるなという教師までいらっしゃると聞く。食育とは栄養のこと、食材のことを学ぶことだけではなく、生命を頂いて私たちが生きているということを理解することも大切なことだと思う。
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