いしかわこども総合条例
来週の月曜日にいしかわこども総合条例改正案が石川県議会で可決される予定である。その中の目玉が『保護者は特に小学校、中学校、中等教育学校、及び特別支援学校に在学するものには、防災、防犯その他特別な目的のためにする場合を除き、携帯電話端末等を持たせないように努めるめるものとする』という一文である。
これは日本で初めての携帯電話所持に対する条例として、全国から注目されており、報道各社から取材の依頼が相次いだ。
その質問は『今回の条例化についてどう思うか』という内容がほとんどだった。私は携帯電話を持たせる、持たせないの議論より大切なことは、その目的である『こどもたちをインターネット端末としての携帯電話の被害からいかに守るか』の議論の方が大切であると考えている。
『私は持たせたほうが良いと思います。・・私は必要ないと思います・・』という議論は『百工あれば百念あり』のごとく、それぞれの保護者の数だけ考え方があり、それをいくら深めても問題の解決にはならない。
目的は、繰り返すが『子どもたちを被害から守ること』なのである。
その為に、先ずは保護者がこどもと共に、携帯電話からもたらされるリスクを学び理解し、そして初めて持たせるかどうかの議論に発展していく。
私たちが出来ることはそんな学ぶ機会を提供し、正しい判断が出来るようにしていくことだと考えている。
大人の正しい判断に期待したい。
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