長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

社会教育委員会議と全国救急隊シンポジウム

 今日は石川県社会教育委員会議に出席する為に午前10時に県庁に出かける。本日の会議では石川県の『家庭教育力向上に向けた総合施策』について報告があった。
 中でも津幡町に活動の基盤を置く、子育てサポーターリーダーの村中さんによる家庭教育支援に関する地域での取り組み事例の報告はかなり衝撃的な内容だった。
 私たちも様々な事例に出会い、悩むことは多くあるが、村中さんはその問題に正面から向き合い、地道に解決を図る為に活動していらっしゃる。
 この様な団体の活動資金は国からの補助金が当てられていることが多いが、今回の事業仕分けでこの補助金は廃止されることになるという。
 現場で何が起こっているかを全く理解せず、机上だけで事業仕分けを行なっていることにかなり問題があるように感じる。
 経済的に脆弱なボランティアだが、彼らがいるからこそ、救われる母親が沢山いる事実を知らなければならない。事業の効果、効率、損得で物事を図ればこの様な事業は真先に仕分けの対象になるだろう。
 しかし、それが無くなれば誰が悩み、苦しんでいる母親を救うことが出来るのだろう。
 今の民主党主導の事業仕分けは大きなメリットもあるが、その裏に大きな落とし穴が待ち構えていることにならなければ良いのだが・・

 午後からは本日から千葉県からのお客様にご挨拶を申し上げた後、金沢市で開催されている、全国救急隊シンポジウムを視察に21世紀美術館に出かける。
 この、シンポジウムは一年に一度全国の救急隊の皆さんを対象に行なわれるもので、今回私たちは『バイスタンダードから救急隊、そして医療機関への連携活動』−FAST・ITCを用いた現場活動−についてサポートさせて頂いた。
 ITCに関しては昨年から係わりを持たせて頂いており、今回は機器のデモンストレーションのサポートとブースでの展示を行なった。
 今回は経営戦略室の上田課長が周到に準備をしてきた。

 ブースを訪ねると、先日入社したばかりのメディカル担当の市川課員がお客様に一生懸命説明をしているところだった。
 今回は実際に会場の外に金沢市消防局の救急車を配置し、ITC電装装置で救急車の中のカメラ映像を会場に電装するというもので、実際に病院と連携を取ることで救急救命に大きな効果が期待される。
 私たちはこの事業が一人でも多くの命を救う為の機会になればと考えている。二日間のシンポジウムの成功をお祈り申し上げたい。
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