長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

価値観

 今日は朝からメインバンクの対応、お客様の対応で少々ばたついた。仕事は、ばたばたすると、何か忙しいような気がするが、ばたばたしていることと、仕事をしていることは別である。
 ばたばたしている仕事は傍目に仕事をしているように見えるが、実は非常に効率が悪いものなのだ。ばたばたしているのは、しっかりと段取りがされていない事を表している。
 年末が『師走』といい表されるように、年末ならではの仕事が出てくるものだ。スケジュールをコントロールできるように段取り良く進めて行きたい。

 さて、午後からは公務で石川県PTA大会に参加する。県PTA連合会の大きな事業の中でも最後となるが、これまで県の教育の振興に寄与された方々が表彰された。
 現場の最先端で子ども達と係わり、地道に活動していらっしゃる皆さんは本当に尊いと思う。心から感謝申し上げたい。
 講演では昭和女子大学学長の坂東眞理子先生をお呼びして『良い子を育て、自分を育てる』という演題でお話して頂いた。
 その中で坂東先生は戦後日本は皆で貧しさを分かち合いながら少しでも先進国のような豊かな社会を作ろうと努力してきたが、豊かさを手に入れると皆で分かち合うという価値観から、自分の意見をはっきり言い個を尊重すると言う価値観が浸透し始めた。
 その反面、他者のことを思いやると言う日本人が持っていた美しい心が失われてきた。そして、世の中の為に役に立つという価値観から、自分の為になるかどうか、という価値観に変わってきた。

 それ自体は悪いことではないが、個性を発揮する前に好き嫌い、ではなくやらねばならない基本を身につけることの大切さをお話されていた。
 また、親から子へ伝えなければならない『伝えるべき価値観』を伝えること、『正しいことは正しい、間違っていることは違う』としっかりと言うことが大切であり、その場の人間関係だけを考えてしまうコミュニケーションは子どもの将来に影を落としてしまう。
 坂東先生の『親から資産をもらうより、良い習慣をもらうことのほうが財産です』という言葉が心に残った。
 本日、お手伝い頂いたスタッフの皆さんに心から御礼を申し上げたい。
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