新年明けましておめでとうございます

　皆様、新年明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりましたことを心より御礼申し上げます。
　皆様のお陰をもちまして、健やかに新年を迎えることができました。
　さて、昨年はリーマンブラザースの破綻を発端とした世界同時不況の影響を最後まで払拭することが出来なかった年でした。
　また、アメリカ合衆国ではアメリカ建国以来、初めての黒人大統領が誕生しました。日本では長年君臨した自民党政権が倒れ、民主党に政権が交代しました。総じて言えば、良くも、悪くも『非常に速い変化の年』だったと言えるでしょう。
　昨今の状況は『損得の価値観』から『正しいか否かの価値観』への変化がもたらした環境のように思えてなりません。
　世の中には調整能力が備わっており、正しくない方向へ急激に傾くと、それを調整しようと様々なことが起こります。それを『変化する』と言うことが出来るのではないでしょうか。
　私たちは２００９年を『ナガノイズムの復活の年』と位置づけてきました。『ナガノイズム』とは『決して出来ないと言わない』『出来るまで挑戦し続ける』『豊かな人間性の創造』で表されます。
　定性的には、今年はその根幹を成す『基本を磨く年』と位置づけて行きたいと思っています。高い建築物は強固な基礎の上でなければ真っ直ぐに建つことはできません。
　定量的な部分では、全ての部門での２０％以上の生産性の向上を目指して行きたいと思います。昨年は政府の経済対策の影響で車両事業部は前年比を上回ることが出来ましたが、今年はその反動により総需要台数が２０％近く減少することを覚悟しなくてはならないでしょう。
　すなわち、この２０％の生産性の向上を実現することが出来て初めて、スタート地点に立つことができると考えています。厳しい状況は続くと考えられますが、私たちは誰にも出来ない程の工夫と、知恵と、実行力でこの状況を乗りきり、後で振り返ったとき、これが未来への試金石だったといえるよう努力をして行きましょう。
　大丈夫、必ず達成することが出来ます。今年も皆様どうぞよろしくお願いいたします。
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