長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

諦めないことだ

 適格退職年金の廃止が平成24年4月1日に迫っている。大手企業はすでに移行したところも多いのだろうが、私たちの様な中小企業は、これから準備するというところも少なくない。
 そもそも、この適格退職金制度は昭和37年に創設され、5.5%の利回りで制度設計されていた為、現在ではほとんどの企業で積み立て不足が発生しており、企業の財務状況を逼迫させる一因となっている。
 例に漏れず、私たちも苦労しているのだが、最近は適格退職年金から中小企業退職共済(中退共)を含めた移行の提案がとても多い。先ずは移行先より、制度設計が先であるのだが、わが社には優秀な担当者がいてくれるお陰で、制度設計はほぼ完了している。
 後は、手法(移行の方法)を議論していかなくてはならない。今日もN証券の営業担当が上席と、保険会社を伴って提案に来てくれた。
 彼は、21年度の新入社員で、根気良くアポイントを取って訪問してくれる。『億ション億ションを買える人のところへ行かないと売れないよ』とやんわり断っても、めげないのである。
 様々な経験をすることはとても大切なことであるが、逆に経験が新しい機会を邪魔することも少なくない。過去に駄目だったから今回も駄目だろうという発想は、人を進歩させない。
 駄目なら何が駄目だったのが、どうすれば良いのかを常に考えて行動する人間とでは将来大きな差になる。
 何事も諦めないことである。工夫すれば必ず道は開かれるのである。
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