宿命・運命・使命
今日は石川県消防設備協会の総会が石川県地場産業振興センターで開催された。
消防設備点検は市民の皆さんが安心してその施設を使用することができるように、最低限備えられた設備である。
消防設備を正しく維持管理する事はその建物のオーナーに義務づけられているが、その重要性が伝わりきっていないと実感することが少なくない。
私たちは世の中の役に立っていると実感のもてる数少ない仕事の一つだと自負している。
世の中には三つの命があり、それは『宿命・運命・使命』である。宿命とは誰のもとで生まれるかなど、自分で変える事が出来ないものである。
運命とは自分で切り開いていくものであり、仕事に巡り合えることもそのひとつだ。そして、使命とは自分の人生で最も生きがいを感じ、人のために尽くすことを言う。
すなわち自分が切り開きめぐり逢えた仕事に使命感を持ち、努力をすることは最も幸せなことであり、そこに自らの存在意義を見出すことができるのである。
確かに、人から評価されることもモチベーションを高める事につながるが、自ら人のために尽くしているという実感が何よりも大切なのである。
私たちは消防業界に従事できることを心から誇りに思いたいと思う。