長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

感動したぞ!はやぶさ


(Photo:JAXAより引用)
 ワールドカップのニュースに隠れた感があるが、小惑星探査機『はやぶさ』のプロジェクトは素晴らしい偉業だと思う。小惑星『いとかわ』の探査に出発したのが2003年である。
 途中、イオンエンジンの故障や行方不明になるなど幾多の困難を乗り越え、6月13日22時51分、60億キロメートルの旅を終え、打ち上げから7年ぶりに地球に帰還した。
 この『はやぶさ』のストーリーに心を揺さぶられるような感動を覚えるのは何故だろう。これは多分私だけではないと思う。
 『はやぶさ』は機械であり、人格など持ち得ないが多分、私たちは『はやぶさ』に自らの姿を重ね合わせているのではないだろうか。
 使命をおびて地球を旅立ち、幾多の困難を乗り越えそれを成し遂げ、地球に帰還した時、最後は大気圏に突入し燃え尽き役割を終えるストーリーが人間の人生そのものに重なる。
 そのひた向きさ、はかなさに心を動かされたのだと思うのである。今回のミッションが日本の科学技術のさらなる発展と多くの子供達に夢を与えたことは間違いない。
 日本は資源の無い国である。その国を支えるものは金融ではなく、ものづくりとそれを支える技術であって欲しいと思うのである。
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