長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

理屈をこねても始まらない

 『枝葉と大局』は考え方の上でとても大切である。問題を解決しようと考えれば考えるほど、視野が狭くなり枝葉を論じやすくなってしまう。
 常に目的は何なのかを念頭に置き議論を進める必要がある。最近、私たちの業界団体の監督官庁の言動を見ているとまさしく枝葉の議論に終始している。お客様がより安全にそして便利に、現場の消防職員が安全に活動するためにはどうすればよいかを考えていないように思えてならない。
 全て現行法を拡大解釈している。ポジティブな方向に解釈するのならばまだしも、全てネガティブな解釈に終始する。誠におかしいと思う。
 消防用ホースの一件にしても、未だ解決をみない。もしも、消防用ホースがビジネスの多くを担っている企業だったとすれば、この企業はすでにこの世には存在しないだろう。その責任をどうお考えだろうか。起こったことも重要だがその後の解決の手法とスピードはもっと大切だ。
 また、問題の再発防止と対応を味噌も糞も同じにしているところが許せない。
 さらに、今回の消火薬剤の対応も誠におかしい。検定基準が存在しないものに無理やり理屈をつけているとしか考えられない。理屈をこね、言葉遊びをしても何の問題可決にもならない。
 ヨーロッパと日本の技術力の差は国内の制度の差であると申し上げておこう。
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