長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

痛みは自分に、手柄は部下に

 営業マンの業績がどうしても伸びない場合がある。掛け声で『頑張れ』と言っても精神論では問題も解決しない。問題は何故業績が伸びないかだ。
 業績が伸びないのには必ず原因がある。たとえばお客様の訪問件数は多いのに業績が伸びない場合、訪問件数の問題ではなく、どの様な訪問の仕方をしているかに問題がある場合が多い。特に営業がルーチンワーク化すると問題点に気づきにくい。
 それを認識するためにはマネージャーは一度同行訪問をしてみると良いだろう。すると、必ず気づきがあるものだ。市場性や環境に問題の矛先を持って行っても何も解決しない。
 原因を外在化(原因他人論)するのではなく、先ずは自らの行動を現状認識する事が大切である。原因自分論で考えて初めて問題の解決の糸口が見えてくる。
 問題点を見つけたら部下と一緒に行動し、業績が上がらなければ自らその痛みを被り、結果が出たら褒めてやろう。そこに信頼関係が築かれる。
 会社の中は気づきの機会にあふれている。私は本当に人に恵まれてきたと思う。周りの人たちが多くの気づきを与えてくれた事に感謝し、お客様、社会、そして社員の皆さんが幸せに暮らせることができる様に気づいた事を活かして行きたいと思うのである。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ