長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

65回目の終戦記念日

 今日は65回目の終戦記念日だ。私たちのように戦争を知らない世代にとっての『この日』とその時代を生きた人たちとでは捉え方が全く違うのだと思う。
 昔は、この時期になると父親から戦時中、物が無かった時代の話を聞かされたものだ。疎開をしたこと、食べるものが無く、学校の校庭に畑を作ったこと、川でウグイを捕まえて食べたこと等、そんな事があったのかという程度でなかなか実感が湧かなかったのが正直なところだ。
 しかし、今の日本は当時、国や家族を想い戦った若者達の犠牲の下にある事は間違いの無い事実だ。戦争の善悪を問う前に、多くの犠牲があった事実を私たちは忘れてはならない。
 先日、広島平和記念式典にアメリカのルース駐日大使が参加し賛否が問われた。原爆投下についてアンケートに答えたアメリカ国民の半数以上が原爆投下は正しかったと答えている。戦争は非戦闘員へ危害を加える事も正当化してしまう。これは誠におかしな事である。
 最近は終戦記念日を迎える度に、当時の人たちの事を思う。戦後65年経った今だからこそ、戦争について冷静に様々な評論をする事ができる。戦争自体を否定しても、国と家族を想い散った若者達を否定してはならないと思う。私たちの日本を世界に胸のはれる国にする事が今を生きる私たちの責任だと思う。
 『正しき事を正しく行う』この原理原則が今私たちの出来る最も簡単で、最も難しい事なのである。
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