限界の向こう側

　お盆休みも今日までだ。お墓参りもできた。４日間、十分に休息をとる事ができた、と言ってもバイク（自転車）の練習でかなりハードに追い込んだので、心地よい疲労感が残っている。私と同様、早く会社が始まらないかとワクワクしている社員の皆さんと又頑張って行きたい。
　高校野球はベスト８が決定した。全力を尽くしてプレーする高校球児を見ていると、一つひとつのドラマに感動する。
　プロ野球はそれはそれで面白いが、一回負ければそれで終る高校野球は違った緊張感と、それ故にドラマを見せてくれる。ある、高校の野球部の監督さんに『限界の向こう側』というお話を聞いた事がある。
　野球の練習の中で自らの限界に線を引いてしまう選手が少なくないそうである。その限界の向こう側に導いてやるのが監督の仕事のひとつと仰っておられた。しかし、限界の向こう側に導けるのは、限界の向こう側を知っている指導者だけだ。
　もう、これ以上出来ないと思っている選手が、その自らが引いた限界の先に、さらなる限界がある事を理解した時、大きく成長するのである。まさしく仕事も同じだ。３０才代までにとことん挑戦して欲しい。限界を超える事を知っているマネージャーが部下を限界の先へ導く事ができるのである。