いくつになっても学ぶ姿勢は人を成長させる

　私たちの企業もお客様や協力会社の皆様のお陰を持って少しづつだが成長してきている。恥ずかしい話だが、これまで私たちにには専任の購買担当者がいなかった。
　今年、組織を改革した際に専任の購買担当者をおいて業務を開始し始めたが、第一四半期を終えて、大きな成果を出してくれた。
　しかし、その専任の購買担当者はこれまで購買畑を経験して来た人間ではない。これまで営業の分野での経験を生かしてこれだけの結果を出してくれたとばかり思っていた。確かにそれも正しい事かもしれない。しかし、先日会議が終わった後、会議室に一冊のファイルが忘れてあった。
　誰のファイルだろうと思い中を見ると、中から資材、購買についての参考図書が出てきた。そう、これは専任の購買担当者の資料だった。
　彼は購買につて一生懸命勉強していたのだ。当然と言えば当然なのかもしれないが、なんだか私はとてもうれしかったのである。
　いくつになっても学ぶ姿勢は人を成長させてくれる。一番恥ずべきは経験の中だけで仕事を繰り返していることだ。常に問題意識を持ち成長する為に挑戦して欲しい。
　私の敬愛する経営者はいつもこう言っていた。『過去は生ごみ』『今日の自分が一番最低』今更ながらその通りだと思う。過去に生きるのではなく、未来に生きよう。そして、皆で成長して行きたい。