長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

旧友、中国へ渡る

 先日、私のブログに書き込みがあった。見ると東京で仕事をしていたときにお世話になった旧友だった。以前にも一度ブログに書き込んでくれた事があり、とても懐かしく思っていた。
 最近は便りも無く元気にしているだろうかと、時々ふと思い出す事があった。以前は三重県松阪市で単身赴任と聞いていたが突然中国へ渡ったという便りだった。
 歳は多分同じはずだ。今は日本企業は最も戦力になる40代、50代の採用に躊躇している。コストの問題もあるだろうが、経験も豊富で即戦力となる優秀な人材が多くいるはずだ。
 そんな優秀な人材が職を求めて日本の国外に流出するのは日本にとっても損失だと思う。今の中国の経済の発展は目ざましいものがあるが、それを支えているのは日本人であることも間違いのない事実だ。
 日本の優秀な技術者が国外に流出し、日本の技術によって中国が躍進する様は複雑な感じがする。彼もよほど考えた末だろう。何時もニコニコしていた笑顔が脳裏に焼き付いている。
 顔は良く似ているが文化も生活習慣も全く違う民族だ。人は求められて、認められてはじめて自分の存在価値を認識するものだ。きっと、彼を必要としてくれたのは中国だったのだろう。あの明るさとバイタリティがあれば大丈夫だ。
 日本の地から彼の活躍を心から念じたい。
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