長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

一時の損

 私たちは常々物事の価値判断基準で基本とすべきは『正しい事を正しく行う』という事だと考えている。
 仕事をしていれば必ず、価値判断を問われる場面が少なくないものだ。
 その際にもっとも簡単なのだが間違いやすいのが、『損得、好き嫌い』と『正しいか、正しくないか』の判断である。
 仮に、正しいと思われる方を取った場合、損失を出してしまうとすると、人間はどうしても分かっていながら『損得』で価値判断をしがちである。
 私たちは仮に大きな損失を出そうとも、正しい事を行う企業でありたいと思う。損失は一時の事である。しかし、一時の得を取れば信用は失墜し、その影響はボディーブローのように効いてくるものだ。
 『人に迷惑をかけてはならない』という言葉もある意味では正しが、『人に迷惑をかけなければ何をやっても良い』という事は正しくないだろう。
 ここでも、人に迷惑をかけていなくとも、正しくない事を選択してはならない。この価値判断の原理原則が企業の寿命をも左右する重要な事だと私たちは信じている。
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