長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

目に見えないところまでつくり込む

 『そこは目に見えないところですから・・』この言葉の裏返しは『見えない部分は手を抜いても良い』と理解しても良いだろう。
 ものづくりの世界ではこの発想は非常に危険だ。確かに必要のないところを過剰につくり込む必要はない。しかし、『必要のないところを過剰につくり込む』事と、『目に見えない部分は手を抜いても良い』事は全く別の問題である。
 ものづくりには目に見えない部分だからこそ重要な事の方が多いものだ。家を建てる時も先ず地質の調査を行うのはその地質が家の重量に耐え得るものかを知るためだ。
 弱い地質の上に立派な建物を建てても、何れは崩壊する。
 見えにくい大切な部分こそ、慎重につくり込む必要があるのだ。それはものづくりをする者の使命であるといっても過言では無いだろう。
 そして、目に見えないところを大切にする気持ちが全てのものづくりの姿勢に繋がると私たちは信じている。
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