長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

高齢化社会と後見人制度

 丁度一月ほど前になるだろうか、家庭裁判所から一通の封書が届いた。何だろうと思い中を見ると家庭裁判所委員会の委員に就任して欲しいという内容だった。
 以前はBMWの北川社長が委員を務めていたようで、石川県PTA連合会の会長が委員を務める事になっているらしい。今日は13時30分からの家庭裁判所委員会に出席する為に家庭裁判所に向かう。
 丁度、現在庁舎の改築が行なわれており、裁判所の周りの駐車場もいっぱいだったので尾張町のNTTの前のコインパーキングに車を停め、歩いて向かうと途中白鳥路の紅葉がとても綺麗に色づいていたので思わずシャッターを切った。

 今日の委員会は成年後見人制度についての意見交換会だった。私自身後見人制度の内容を詳しく聞くのは初めてだったが、今後高齢化社会を向かえ、この制度はとても重要になってくるのではないかと思う。
 平成17年の国勢調査によると全国の65歳以上の高齢者は2567万人であり、その中で判断能力に問題があると思われる人は200万人いると推計されている。
 その中で成年後見人制度を利用している人は12万人足らずだ。確かに私のように成年後見人制度自体を知らない方も少なくないとは思うが、制度自体が複雑であり手続きも簡単ではない。
 今後、この制度を広く周知運用していく為には制度自体から見直す必要があると感じた。行政はそれはこちらの問題ではないとお互いに言い張るがそんな事を言っているようでは目的の達成は難しいのではないだろうか。
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