長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

雪の金沢と視える化


 雷と共に雪が降り始めるのは冬の金沢の定番である。
 太平洋側では雷は夏に鳴るのが常識だが日本海側、特に金沢では雪雷(ゆきがみなり)といって冬に雷が鳴るのである。
 昨晩から降り始めた雪は一瞬道路を白くしたが、今朝はもう融けてしまっていた。今日も北陸特有の鉛色の雲が空を覆い雷と共に断続的に雪が降っている。
 私が幼いころは12月にはすでに積雪していて、毎朝雪すかし(金沢では雪かきの事をこう呼ぶ)の手伝いをしたものだ。
 最近ではめっきり雪が少なくなった。
 金沢ロータリーでご一緒している大手企業の金沢支店長の皆さんは雪国をイメージして来られるらしく、先日も『靴底に滑り止めのついた靴を買った方がよいでしょうか』と仰っておられた。
 確かに積雪したときに靴底がつるつるの靴では全く歩く事が出来ないので、あった方が良いがその恩恵を受ける事は一年に数日しかない。
 温暖化は金沢でだけではなく世界的に異常気象の原因となっている。温暖化の原因には様々な事があるのだろうが、その何れも私たちが直接実感出来るものではない事も確かだ。
 そうなのだ。企業でも自らの行動がどの様な結果に繋がるかが見えていない事が多いのだ。意識せず何気なく行っている事が業績や品質を向上させたり反対に悪化させる事もある。
 事業部内で発生している事象をマネージャーは先ず大局的な観点から視る事が必要だ。先ずは全体を視るのである。枝葉を幾ら見つめても問題の解決は難しい。
 『人は現実の全てが見える訳ではない 多くの人は見たいと欲する現実しか見ない』ユリウス カエサルの言葉である。
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