長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

金沢市消防出初式

 昨晩からの雨は今朝になっても降り止まない。雨が降ると加賀鳶はしご登りが心配だ。今日は金沢市消防出初式金沢城公園で開催された。ここ数年は出初式は天候が良く、積もった雪が金沢らしい出初式を演出してくれた。
 今日の金沢城公園は先日からの雪が残っているが、今日の雨でかなり足元が悪い。

 金沢市消防団千三百名が一堂に会する出初式はやはり圧巻である。今年は昨年市長選で初当選した山野新市長が初の観閲をを行なった。さすがに青年会議所卒業同期の山野之義から市長になるとオーラが変わってきたように感じた。
 僭越だがとても様になっていた。

 式典の後、恒例の加賀鳶はしご登りが雨が降る中披露された。梯子登りは明治二年、前田慶寧が江戸の「加賀鳶」三十八人を金沢へ召し寄せ、金沢の火消し二百名あまりが江戸の火消しの技術やはしご登りの技術を学んだ。
 それが今の義勇消防へとつながった。

 その後、四十九分団の消防車両が空に向けて一斉放水を行なった。四十九本の水柱が空に吸い込まれていった。このシーンを見るたび、私たちの仕事に誇りを覚える。消防出初式は私たちにとっても仕事の意義を確認できる機会だ。

 出初式の後の地元分団の新年会で分団長が『今日の出初式氷雨が降って、寒くて大変ではなかったかと言われたが、消防が活動するのはそんな状況下が多いのでそれが当たり前だ』と仰られた。そんな気概のある皆さんによって私たちの地域が守られている事を再確認する言葉だった。
 消防団員の皆さんに心から感謝を申し上げたい。
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