長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

その使命感はどこから来るのか

 今日の北國新聞の社説に『地域の防災力』という見出しで消防団について書かれた記事が目にとまった。
 今回の東日本大震災では度々地域の消防団が活躍する場面が報道されている。彼らも被災者だが、『自分たちのまちは自分たちで守る』という使命感で懸命に活動している姿は胸を打つ。
 また、水門を閉めに行き波にのまれたり、最後の最後まで住民を避難誘導し犠牲になった団員も多くいたと聞く。特に今回の震災で常備消防が甚大な被害を受けた地域では消防団が火災防御活動を展開し、被害の拡大を防いだ。
 ボランティアである彼らが被災者でありながら不眠不休で身を呈して活動するその使命感はどこから来るのだろうと思う。中には家族の安否が確認できない団員も多くいるはずだ。
 また、陸上自衛隊東北方面隊の自衛隊員も二人が命を落とした。被災地で活動する自衛隊員も被災者であり隊員家族の行方不明者は500にを超えると言う。
 私は消防団員、消防官自衛官も全て、自らが消防団員であり、消防官であり、自衛官である事そのものが彼らを支えている使命感であり、最後の砦だと思うのだ。
 特にボランティアである消防団員は全国的に減少を続け、一時期120万人以上いた消防団員は現在では90万人を切っているのが現状だ。
 企業が消防団員の活動に理解を示し、消防団員が活動しやすい環境をつくる事、そして消防団活動に積極的な団員を評価する事が消防団員の地位をさらに向上させ、地域防災の強化につながると思うが如何だろう。
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