焼き肉えびすの会見に思う
焼き肉屋さんに行って必ず注文するのはユッケである。何を隠そう私はユッケがたまらなく好きでそれに目が無いのである。
今回、焼き肉えびすでユッケを食して発生したO111の感染事故は尊い二人の子供たちの命を奪う事となった。今回の感染事故で企業の記者会見が報道されたが、同じ企業経営者として非常に違和感を覚えた。
テレビでの報道は一部を切り取る為、その前後が分かり難く実際に全体を通じてどの様な内容の会見であったのかは知るよしもないが、もしあの報道内容が事実とすれば経営陣は大きな勘違いをしていると言わざるを得ない。
先ずは、何よりも原因自分論で考える事が出発点である。また、企業の損得勘定よりも自分たちが行っている事が正しいか正しくないかの価値判断基準が曖昧になっていたと言っても間違いではないだろう。
さらに、子供たちが二人も亡くなっているにもかかわらず、会見の内容が非常にお粗末だ。全て一事が万事、起こるべくして起こったと言っても過言ではあるまい。
事業の目標は店舗数を増やす事ではなく、食を通じて社会に貢献することである事を今一度肝に銘じるべきである。