長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

管と官

 東日本大震災の被災地では厳しい夏を迎えている。私たちは石川県PTA連合会の中にボランティアセンターを立ち上げ、子供たちの長期的なサポートを計画している。
 7月の27日からは一週間の予定で夏休みのサマーホームステイ事業を行う予定だ。被災地の子供たちに短い期間だが石川県に来て頂き、ホームステイを中心に石川の夏を体験してもらう。
 現在、福島県宮城県から問い合わせが来ているが、募集人数にはまだまだ程遠い状況だ。情報がうまく保護者にまで届くのに時間を要している事がその理由の一つだろう。今回の震災で感じた事は被災地の情報収集と此方からの情報の伝達の難しさだ。
 ひとつの情報を発信してもなかなか届かない。政府の対応の遅さが指摘されているが、誰が、何を、どの様にするか、とその情報をどう伝達するかが非常に大切なのだと思う。管首相と官僚がお互いの信頼関係の中で一体となって進める事が基本だが、今その信頼関係すら崩壊しているように感じる。
 明治天皇は五カ条の御誓文の中でこう記した。
 『官武一途庶民にいたるまで、おのおのその志を遂げ、人心をして倦まざらしめんことを要す』
 すなわち、中央政府から庶民までが一体となって日本の政治を行って行かねばならないと説いている。今はその頭脳となるべき政府が大混乱している。是非、党利党略を捨て、日本の為に全力を傾けて欲しい。
 私たち企業人は私たちが出来る事を全力で行っていくとここに宣言したい。
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