長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

組織は隙間を埋める為にある

 組織が大きくなると必然的に仕事の役割分担を行い効率化を目指すようになる。確かにそれぞれの専門性が高くなり仕事の質はレベルアップするだろう。
 しかし、組織が大きくなる程こんな言葉が飛び交う事が少なくないのだ。『それは私の仕事ではありません』、『それは私の担当ではありません』、『コピー用紙の補充は○○の仕事でしょう』、『担当を決めてください』等・・
 すなわち、仕事の分担をする事イコール『それ以外はしなくても良い』と勘違いしてしまうのである。組織の役割分担というのは最低限やる事であり、その他の事をやらなくてもよいという事ではないのだ。
 会社には多くの隙間がある。それは、それぞれがお互いの事を感じながら仕事をする事でその隙間を埋める事が出来る。だからこそ会社は動くのである。
 社員全員が定められた目標を達成したとしても、まだまだ足りないのが会社だという事を忘れないで欲しい。隙間の仕事をある特定の人だけがやっている様では問題なのだ。そこには自分の仕事以外の面倒な事はしたくないという心理が働いているがらだ。
 大きく見れば社会全体がそうである。社会を構成している私たちが全て面倒だから・・と考えればそれを補う為に私たちは膨大なコストを支払う事になるだろう。社会の隙間を埋める事が出来る人は思いやりがあり、主体的に動く事が出来る素晴らしいリーダーだと思う。
 『周りを感じて仕事をしよう』この言葉をもう一度思い出し、かみ締めて欲しい。とても気持ち良く、楽に仕事が出来る事に気づくと思う。そこには『ありがとう』という言葉を感じている自分がいるはずだ。
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