長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

手作りのタモ(網)


 何故か分らないが最近家の近所に流れている用水に熱帯魚のグッピーらしき魚が沢山泳いでいる。
 先日の台風の雨で用水の水が増水した際に何処かから流れてきたのだろうか。何れにせよ子供たちが用水に膝まで浸かってそれを一生懸命捕っている。
 グッピーを捕る網は良く見るとお手製だ。たまねぎが入っている網袋と針金で出来たハンガーで作られている。どうも相談役が作ったようだ。
 私たちは欲しい物があると直ぐに買えばよい、という発想になるが昭和初期の人たちは物のなかった時代を生きてきた。だからあるものを利用して工夫して作り上げてしまう。
 粗末なものだがそれで十分に用を成すのだ。終戦後本当に日本人は貧しかった。しかし、それをバネに一生懸命働き今の日本の基礎を作り上げた。
 そんな人たちのお陰で私たちの今の生活があるのだ。日本は本当に豊かになった。しかし、それとの引き換えに謙虚に生きるという日本人らしさは薄れてしまったように思うのは私だけではあるまい。
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