長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

宿命と運命

 金沢の奥座敷主計町は私の大好きな場所のひとつである。昨日、石川県消防設備協会の理事会が開催された。
 今回、石川県消防設備協会米沢寛会長の藍綬褒章受賞の祝宴も合わせて金城楼にて開催された。米沢会長は長きにわたり石川県消防設備協会の発展の為に尽力して来られた。
 米沢会長は御挨拶の中で『誰から生まれるかは宿命であり、自らの仕事は運命だ』とお話しされていた。私たちは生まれてくる親を選ぶ事は出来ない。すなわちこれは変える事が出来ない宿命である。そして、運命とは自らの意思で選択し切り開いていく事ができる。
 もし、この世の中が全て私たちの見えない意志の力で既に決まっているとしたら、全てが宿命なら、こんなつまらない人生などありはしない。
 私たちには確かに生まれながらに変える事が出来ない宿命を背負っている事は事実だ。しかし、殆どは自らの努力次第で何とかなる事の方が多いのである。
 運命は自らが自らの力で切り開き、自らが道をつけるのである。そんな事を言っても、と仰りたい方もいらっしゃるだろう。しかし、それはそれぞれの考え方の癖なので否定はしないが、どう考えようと自分の思った通りにしかならない事も事実なのだ。
 私たちは消防防災業以外にも間違いなく他の仕事を選択する事は出来たはずだ。しかし、今私たちが生業にしているのは消防防災業なのである。これは運命であり、この仕事を通じて私たちは社会に貢献する機会を有しているのだ。
 努力をした事は自らに戻ってくる。そして、人間頑張る時期が人生の中でどんな人にも一度や二度必ずやってくる。その時に歯を食いしばり真剣にそれに臨めば必ず後にそれが人生の分岐点のひとつであった事に気づくだろう。
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