長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

緊張感が足りない・・

 臨時特例法が成立せず、国家公務員の給与の7.8%削減は実施されなかった。今回の賞与に関しても年間のトータルはほぼ同額だが、日本の企業の9割以上を占める民間中小企業から見れば破格の金額だ。
 石川県でも平均支給月数は2.05ヶ月、年間支給月数にいたっては3.95ヶ月と大きく世間とズレている。
 プライマリーバランスが黒字ならばまだしも、国家予算の57%が国債等の借金で賄われている現状においてその経営感覚は異常としかいい様がない。
 過去、バブルの頃は民間企業と国家公務員の給与の格差は確かにあったのだろう。しかし、バブル崩壊後、各企業は外的要因の変化にすばやく対応した。
 そうしなくては企業の息の根が止まるからである。しかし、日本国の中枢を担う国家公務員は外的要因が大きく変化しているにもかかわらず既得権益とでもいう様に変化しようとしない。
 数億年前、地球上を闊歩していた恐竜は急激な気候の変化に対応できず死滅したという。哺乳類は気候の変化に対応し生き延びた。
 歴史は教えてくれている。決して強く、頭の良い者が生き延びたのではなく、環境の変化に適応できたものが生き延びたのである。今の日本の行く末を心から案じているのは私だけではあるまい。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ