問題点を整理する

　発生した問題だけに目を奪われてはならない。その部分だけを見ていると問題の本質が見えなくなる。
　工程が遅れているのはマンパワーの問題なのか・・・
　決めなくてはならない事が決められていないからか・・・
　必要なものが必要な時に入荷していないからか・・・
　指示が明確になされていないからか・・・
　問題点を上流から下流まで見渡して整理をして欲しい。　常にこれで良いのか考えるのだ。現状を否定し、現状に甘んじてはならない。
　協力会社が納期を守らなかった事が問題ではない。納期を守るように管理し、手を打たなかった事が問題なのだ。
　部品などの納入時期が分からない事が問題ではない。こちらの行程を示し、工程通りに納入してもらうよう真剣に交渉しなかった事が問題なのだ。
　原因他人論からは何も生まれない。問題点を整理し、原因自分論で考え、出来る事ではなく、せねばならない事を行うのである。