ビジョン
京都から金沢への道のりは降雪により時間が掛かってしまった。特に木之本インターから敦賀インターまではかなり強く雪が降っていた。ようやく国際ホテルに到着したのは午後7時を過ぎていた。
今日は国際ホテルで『なおき会総会』が開催された。冒頭、京都大学の藤井氏による講演が行なわれ、現在の日本を救うのは道路、鉄道などの公共事業であるという事を世界の実例をあげ分りやすくお話してくださった。
確かに歴史から学べば藤井氏の言うことも正しいのだと思う。
私は今の日本の政治に足りないのはビジョンだと思う。大局観から見た日本の進むべき方向性が見えない。枝葉をつまんで議論する民主党のリーダーシップでは日本の再生は不可能だろう。
私たち企業経営者が企業のビジョンを描き、その実現の為に努力するように、国のビジョンを明確に示し、その実現の為に必要な事を全力を挙げて行なうことが何よりも必要なのだ。
同時に手を付けなくては成らない事は山のようにある。日本の国力の原点である人口問題、経済もここがスタート地点になる。そして教育、経済が核になる。
年金問題はこの部分を解決すれば必然的にポジティブな方向に向かう。したがって先ずやるべきは何かを考えて欲しいのだ。
北川幹事長は岡田直樹参議院議員をダイヤモンドの原石と例えた。ダイヤモンドは磨けば輝くが、忘れてはならないのは自ら輝く事はできないと言う事だ。ダイヤモンドは光を受けてはじめて輝くことができるのである。