長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

リスクを恐れない

 成長戦略の実行にはリスクはつきものだ。緻密な戦略の中で予測したとしても予測出来ない事も当然出てくるものだ。
 リスクを恐れる事より、リスクを恐れて何もしない事を恐れた方が良い。これは今の日本の政治も企業経営も全く同じだ。70%の勝算があるならリスクを取っても実行するのだ。
 現在の日本には大きな成長戦略が必要だ。歳出の削減は的を絞らなくてはならない。固定費を削減し、必要な事業費は増やすくらいでなくては市場に資金が還流しない。
 単純に消費税を上げて歳入を増やし安定的な財源を得る事を説いている方々もいるが全くの部分最適だと思う。確かに消費税率を上げれば財源が増えるだろうが、問題はそうなった時にどの様に影響が波及するかを考える必要がある。
 過去に私たちはこの様な場面を経験しているはずだ。橋本政権下で行われた消費税の増税、大型の補正予算を見送り、特別減税を廃止し、社会保障費を上げた事があったことを記憶していらっしゃるだろう。その結果は消費税の増税が安定的な財源になるはずだったにも係わらず、財政赤字が16兆円も増えた経緯がある。
 ひとつの政策がどの様な影響を及ぼすかを多方面からしっかりと予測し、リスクを取って強力に成長戦略を実行する事が日本の突破口になると信じたい。
 今、大阪維新の会の動きは過激にも見える部分もあるが、これくらいの変化を求めなければ大きなものを変えるのは難しい。橋下市長のこれからを見守り、応援していきたいと思う。
にほんブログ村 経営ブログ オーナー社長へ