良くのり切ってくれた

　今日で全ての受託検定が完了した。消防車両は法律に定められた性能を発揮するか一台一台検査し、合格したものしか出荷する事が出来ない。
　これを受託検定と言い、本日で本年度の受託検定が完了した。
　今年度は大きな問題を抱えた年だった。昨年の３月１１日に発生した東日本大震災で破壊されたサプライチェーンの影響によって消防車のベースになるシャシの納入が決定的に遅れた。
　また、それを差し引いたとしても、営業、設計、製造、管理、全てに問題を抱えていたと言わざるをえない。お客様にもご迷惑をおかけし、社員の皆さんには辛い思いをさせてしまった。
　全てはトップの責任と認識している。ただ、私たちが今後、何をなさねばならないかがはっきりした事は大きく成長する機会と捉えたい。
　社員の皆さんは本当に良くやってくれた。最後まで責任を全うしてくれた。時間の無い中で一台一台を丁寧に製造してくれた。本当に心から感謝したい。
　来年度は直ぐそこに来ているが、今年度の問題点を改善し、お客様の期待に心から応えたいと思う。
　社員の皆さん本当にありがとう。