長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

成長と成功はミスを覆い隠す

 これはスターバックス会長兼CEOハワード・シュルツ氏の言葉だ。たまたまつけたテレビ番組でこの言葉が耳に入りはっとした。
 スターバックスコーヒーはもともとは米シアトルの小さなコーヒー豆の専門店だった。当時のアメリカで飲まれていたコーヒーはそれこそアメリカンコーヒーと呼ばれる薄くて味のないコーヒーだった。
 ある時、ハワードシュルツ氏は出張先のイタリアのカフェで飲んだ深入りのコーヒーの味に驚き、カフェで楽しそうに語らうイタリア人を見てこの様なカフェを作りたいと考えた。それがスターバックスの始まりである。
 その後スターバックスコーヒーは急成長を遂げるが、彼が一線を退いた途端業績は悪化し、赤字に転落する。
 その時の言葉が『成長と成功はミスを覆い隠す』という言葉である。どのような企業も成長している時は小さなミスはその影に隠れてしまうものである。
 そして、成長が止まったときその小さなミスは大きく首をもたげるのだ。私たちはこの数年間成長を遂げる事ができたが、その影には対内的にも対外的にもミスを犯してきたと思う。
 それに真摯に注目し改善を図ることが今回の機構改革の目的だ。決算書の結果だけを見ていても改善することは難しいのだ。理念を大切にしその実行に全力を尽くしたい。
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