長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

私たちは突然大人になったのではない

 ブログには私の趣味以外なるべく私的な事は書かない様にして来た。会社の公式ホームページからリンクされる社長のブログだということがその背景だ。
 私は10年以上PTA活動に携わる機会を頂いた。様々な人との出会いがあった。しかし、何より子供たちと接する機会の中で、彼らが成長していく様は感動的だ。
 私たちはつい大人の視点で子供たちの行動を見てしまい、あれこれ言うことになるが子供たちはその成長の過程で様々な体験を通じて少しずつ価値観を醸成しいくものだ。
 そう、突然大人になる訳が無く、大人になった私たちの価値観で図れば物足りない事や、人間としての基本が完全に出来上がっていない事に不満を感じ、やきもきしてしまうのだ。
 しかし、なにか事あるごとにそれを機会として正しい価値観をすり込んでいくしかないのである。先日、スターバックスコーヒーのCEOハワードシュルツは自分の生い立ちを振り返り、親として子供にできる事はふたつしかないと語っていた。
 最初の七年間はすりこみの期間で価値観、個性、善悪などを子供たちにすり込んでいく。そして、後はひたすら愛する事だと語った。子供たちがどの様な方向に行こうとも最後まで子供を信じ、愛する事が親として子供たちに出来る事の全てだと語った。
 私たちも以前は分別もつかない子供だった。子供の気持ちが分からないと言うが、それはいつの間にか子供であった事を忘れてしまっただけなのである。
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