長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

80年変わらないもの

 金沢の星稜高校はサッカーの本田選手や大リーガーの松井選手の母校としてよく知られている。その母体は稲置学園であり幼稚舎、中学校、高校、短大、大学からなっている。
 稲置学園には初代理事長が示した『誠実にして社会に役立つ人間の育成』という建学の精神がある。建学の精神とは学校が目指す教育の理念であり、80年を数えた現在でも不変である。
 この理念の『誠実な人間の育成』とは、自分に対しても他人に対しても誠実であり、社会に対しても誠実であれと説く人間教育であり、『社会に役立つ人間の育成』とは、社会発展のために積極的に貢献できる人材として、身につけておかねばならない基礎的及び実践的な知識や方法論を学ぶことであると言っている。
 企業でも教育でもその活動の中心に不変の理念が背骨の様に通っている場合、何をやってもぶれないものだ。それがある意味で行動規範となり、ひとつの価値判断基準となっているからである。
 サッカーの本田選手も大リーガーの松井選手もサッカーや野球を通じて私たちに勇気を与え、社会に役立っている。これは教育理念の集大成といっても良いだろう。
 この建学の精神がこれからも不変であり、そして社会に役立つ人間を輩出し続けて欲しいと願うのである。
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