長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

目的から事業を考える

 事業ありきで、目的を後付けしてはならないと教えてくれたのは青年会議所だった。当時の石動理事長はとてつもなく大きな機会を与えてくださった。会員拡大、新入会員研修は青年会議所では花形委員会と言われていたらしい。
 そんな事もつゆ知らず入会四年目の初めての理事が会員拡大委員長だった。石動理事長からは新入会員50名の拡大を命ぜられ、大きなプレッシャーを受けた事を今でも忘れない。
 結果として50名の拡大は達成できなかったが44名の新入会員を拡大することが出来た。現在でも彼らは青年会議所で活躍してくれている。
 先ず、最初に取り組んだ事はリスト作りでも、情報収集でもなかった。会員拡大の目的と意義を徹底的に考えさせたらたのである。何故会員拡大をするのか・・その意義は何なのか。
 目的をしっかりと把握することがブレない事業に繋がるのである。しかし、先ず何をやるかを考えてしまう事が少なくないものだ。会社の事業でも様々な団体の事業でも基本は変わらない。
 特に長になった場合はこの部分をしっかりと定めなければならない。思いつきで事業を行ったり、自分の想いだけで事業を進めてはならない。それは手法論に他ならないからだ。
 自己満足に終わらせないためにも目的から事業を考え、実りある事業を策定して欲しいものである。
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