負けを知ってまた強くなれた
『負けを知ってまた強くなれた』
これはロンドンオリンピックで金メダルに輝いたレスリングの吉田沙保里選手の言葉だ。今年5月、連戦連勝の吉田選手に土をつけたのは19歳のワレリア・ジョロボワ(ロシア)だった。
私たちはスポーツでも仕事でも上手く行っている時は、何故上手くいっているかを考えないものだ。スターバックスコーヒーのハワード・シュルツは『成長と成功はミスを覆い隠す』と言った。
成長し成功している時は小さなミスが見えないものなのだろう。スポーツでは勝ち続けている時には何故上手くいっているかが分らない。
事業が上手く進まなくなった時初めて、何故上手く行かないかを考え始める。そしてまた、それを改善し成長していくのだと思う。
吉田選手は負ける事で自分に何が足りないかを知った。それが今回のメダルにも繋がったのだろう。
私たちは人間である以上ミスは必ず犯す。それを責めるのではなく、何を改善し、次にどうするかを考えよう。
全ては目標達成の為のプロセスである。