長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

いざ白山へ・・その2

 ご来光を見るために午前3時に起床する。身支度を整え3時半に南竜山荘を後にする。天候は曇り、ガス(雲)の中を歩くので身体が濡れてしまう。
 みんなにカッパを着てもらい、闇世の中を歩く。まさしく闇夜とはこの事で全く光のない世界だ。私たちが生活する世界には少なくとも光が全く無い事などありはしない。
 頼りはヘッドランプだけである。また、真っ暗でデコボコな夜道を歩くのはとてもバランスが取り難い事も歩くと分るのである。

 展望台へは日の出の30分前には到着したが、外気温は10度以下である。思わずザックからライトダウンジャケットを引っ張り出して着込んだ。
 残念ながらご来光は日の出の二分前に大きな雲がやって来て見る事が出来なかった。高山でご来光に会えるのはそう数ある訳ではないのである。
 早々に、山頂に向けて出発する。天候は回復し快晴である。山頂からお池めぐりコースを下る。青空と残雪と緑のコントラストの美しさは筆舌に尽くし難い。
 山へ来ると、私たち自身が大自然の一部である事に気付く。私たちは往々にして、自身の力で生きていると勘違いしてしまうが、人間は大自然のバランスの中で生かされているのである。
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