長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

インスピレーションを磨く


 私たちは常に次への展開を視野に入れて行動しなくてはならないと思っている。
 2007年、国内で初めて行われたプロ棋士の渡辺竜王とコンピューター将棋ソフトボナンザの対決を記憶している方もいるだろう。
 これは渡辺竜王にとってはとても厳しい戦いとなり最後は渡辺竜王の勝利となるのだが、彼は後に『こちらが不利な局面もあった』と回想している。
 ボナンザはコンピューターソフトであり、人間味やインスピレーションなと持ち合せていないはずだが、結果として対戦相手にその様な印象を持たせる所に凄さがある。
 さて、将棋は差し手の読み合いであるが、先を読むと言う点で見れば事業もそれに等しいと思う。仕事の流れの中で先を読み、着地点をイメージすることは仕事をスムーズに進める為にも必要な能力のひとつだ。
 そして、もうひとつあるとすればインスピレーションだと私は思っている。経営に必要な数字の力を身につける事は当然のことだが、ビジネスに対するインスピレーションはさらに大切だ。
 インスピレーションを磨くためには何事にも興味を持つこと、自分たちの業界以外のことでも自分の目で見てみること、何故そうなっているのかその原点を知ること等が大切だ。
 どんなことにでも機会はあるものだ。アンテナを高く張り巡らせ、次の一手を考えるのが経営者の役割である。
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