長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

袖触れ合うも他生の縁

 今日、ある新聞の地鳴りを読んでいると袖触れ合うも他生の縁という言葉が書かれていた。
 内容から少々違った意味で使われているように思った。多分、知ってお使いになっているのだろうが、本来この『他生』の縁『他生』という言葉は『前世』の対義語であり、袖が触れ合うのも前世からの縁かも知れないという意味が本当である。
 最近、日本語が全く逆の使い方がなされている場面を見ることが少なくない。つい最近もある会合で、『このお役目は私では役不足でありますが・・・』と挨拶をしている企業経営者がいた。
 本来の意味は『自分にとって役が不足している』という意味で、自分の能力から考えてこの役では簡単すぎると言ってるのである。
 多分、謙遜されてお話しになられたのだろうが、言葉の意味を知っている方は違和感を覚えたに違いない。
 これまでも日本語は変化してきたのだから、目くじらを立てることはないのではと仰る方もいるだろうが、個人的には日本語を大切にしたいと思う。
 そういう私も沢山の間違いをしてしまう。本当に日本語は難しいのである。
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