長野幸浩の日記『We Believe』

思いついたことを気楽に

ものづくりの仕組みと子育て

 ものづくりで大切な事は沢山あるが、ものづくりの工程の上流に位置する作業ほど、下流の作業に影響を及ぼす事が少なくない。
 私たちの、ものづくりに当てはめれば、先ずは仕様書に基づいた設計は、時間軸に忠実にそして正確に行わなくてはならない。仕様書に正確に設計しても時間軸が正確でなければ後工程に影響を及ぼす。
 また、仕様書の行間に埋まっている、お客様の思いをかたちにするには、営業が消防車製造に対する高い知識を持つことが必要だ。だからこそ、弊社の営業は一定の期間、消防車づくりを学ぶのである。これは営業が修理をする為の要員としてのスキルではない。勘違いしてはならない。
 この様に、上流でしっかりと決める事は決め、やるべき事をやっていればものづくりの8割は上手く行ったと言っても良いだろう。使い古された言葉かも知れないが段取り八部なのである。
 最近、子育てもまさしく段取り八部ではないかと気づくことが沢山あった。特に小学校へ上がる前までの6年間は子育ての中でも最も大切な期間であるように思えてならない。
 この期間に子供の基本的な価値観や性格が醸成されると思う。実はそれを過ぎてから色々な事に気付く機会が増えるのだが、この時期になると修整が難しくなる。上流でしっかりとした子育てが出来ていると、下流で何かあったとしても、それを受け止め、乗越えていく力が付いている。
 ものづくりと子育てを一緒にすると叱られるかも知れないが、ものづくりも下流での修整には強大な時間とパワーが必要になるところは同じなのかも知れない。反省・・・
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